Design a site like this with WordPress.com
Get started

三角乗り

「三角乗り」!?

「おおっ」 ピンときた方、昭和20年代生まれですか?

日本の自転車製造の歴史は古く、1890年  (明治23年)  に、当時製銃工場だった宮田工業が、ダルマ型ではないダイヤモンド型の自転車を完成させたのが最初。輸入自転車ばかりの中での国産第一号になりました。

当時は国産品、輸入品ともに100円以上するかなりの贅沢品でしたが(小学校教員の初任給は8円)、我々の先輩も自転車が気に入ったようで、その頃から競技会やサイクリングが行われていたようです。

その後、第一次大戦時の思わぬ特需などを経て、戦前はトップクラスの輸出産業に成長。

戦時中、多くの自転車メーカーは強制され軍需工場へと転換、戦後ふたたび連合軍の許可により自転車工場へ戻るものの、部品の調達が難しく、当初は生産も思い通りにならない状態が続きました。

やがて順調に製造され始めた自転車も実用車が中心。子供用自転車などまだまだ少なく、身近に自身にあう自転車がない子供達は、大人用自転車のハンドルにぶら下がり、前三角に足を突っ込んで反対側のペダルを器用に回していました。

そう、「三角乗り」です。私もそんな一人。子供のころの楽しい思い出の一つです。以来、半世紀以上にわたり自転車に乗る原点となりました。その様子を自転車の変遷とともに、お伝えしたいと思います。

One reply to “三角乗り

  1. 三角乗りという言葉があったんですね。実用車のごっついダイアモンドフレームのなかに右脚を入れて右側のペダルを踏む、まるで曲芸のような乗り方でしたね。それが自転車の初乗りだった、僕らはそういう世代ですね。

    Like

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out /  Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out /  Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out /  Change )

Connecting to %s

%d bloggers like this:
close-alt close collapse comment ellipsis expand gallery heart lock menu next pinned previous reply search share star