最新のシマノ600を装着したロードレーサーは、一体どんな走りなのか楽しみでした。ショップのある杉並から自宅の小金井まで、さっそく自走して帰ることに。
走りは「軽くて速い」。それに尽き、スムーズな変速にも満足。ランドナーとは違う異次元の走りは、私に自転車の新たな楽しみ方を教えてくれました。
このケルビム・ロードですが、40年以上経過した今も現役で、私の普段の走りに付き合ってくれています。当然ですが、いくつかのパーツは交換しています。
これ、兄貴が作ったフレームだ
購入から十数年過ぎたころだと思います。水戸街道を走行中、ブレーキに違和感を感じて、街道沿いのショップに飛び込むと、店主が「これ、兄貴が作ったフレームだ」と言うのです。
「えっ、そうなんですか」。なんと、そのお店は弟さんの経営するケルビム・ショップでした。その時はブレーキレバーにガタがあったので新品に替え、ついでにアウターのワイヤリング、ヘタリの出てきたサドルも新しく交換しました。
その後、脚力が落ちてきたのを機にチェーンホイールをコンパクトに、フリーを28Tのついたワイドに、そして、ホイールは強度と扱いやすさを考えてクリンチャーに交換しました。
フレームを除いて購入時のままのパーツはハブ、ハンドル、ステム、ブレーキ、そして、前後の変速機。もちろん、これからもパーツ交換やメンテをしながら乗り続けていくつもりです。
1台の自転車を40年余り乗る。僕にはまねできないことなので、それだけで頭がさがります。最近は、ヒトもガタが来た部品を交換して長生きしようとしているかに見えますが、いかがなものですかね。
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