お婆ちゃんに長かった宿泊のお礼を言うと、約束の10時にジムのお店へ。メーカー名は忘れましたが、ヨーロッパ製のタイヤが届いていました。
前後輪とも新しいタイヤに替え、スペアの1本は寝袋に巻いて荷台にくくり付けました。1本14$で合計42$。支払いを済ますと、ジムは、”Good luck!”と言って送り出してくれました。
オレゴンはカリフォルニアに比べ緑が多いようです。海岸線を少し離れると広大な牧場がひろがり、多くの牛が放牧されていました。ロッキー山脈を水源とするコロンビア川を渡るとワシントン州です。
ここでも強風の洗礼を受けました。川に架かる橋は4マイル(約6.4㎞)と長く、高度を上げながら海側に大きくカーブしています。
海上から数十メートル、まるで海の上を走っているようです。風をまともに受けて自転車はなかなか前に進まず、渡りきるまで40分もかかりました。
101号線を離れ、東にコースをとり高原を越えると、インターステイトハイウェイ5号線に合流、そこはワシントン州の州都オリンピアです。この先は、この5号線をカナダまで北上します。
さっそく、交通局 (Transportation Authority) へ行き、自転車専用地図を入手しました。これで5号線の自転車乗り入れ禁止区間が一目でわかり、安心してカナダまで行くことができます。
自転車で北米大陸を走った人たち[1]
アメリカやカナダを自転車で走った人たちの映像を紹介します。30年余りの「時差」こそありますが、どこか共通するところがあります。