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北米大陸9700km[37]:ギアの歯飛びが起こる

Omaha の町を経て、ひさびさの晴れ間のなか、アイオワ州の最初の町 Council Bluffs のインフォメーションセンターを訪ね、地図をもらうことに。

ちょうどそこに居合わせた地方紙の記者とカメラマンにインタビューを受け、数枚写真を撮られました。地方紙のことゆえニュースが少ないのでしょう。何にもニュースがなければ新聞に載せるかもしれないということでした。

6号線は右も左も相変わらず、ジェフが言っていたようにトウモロコシ畑の単調な道が続いていました。ただ、決して平坦な道ではなくアップダウンの繰り返しです。まるで波状のトタン板のように小さな丘を何十個となく越えて行きました。

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少し前から走行中のチェーンの暴れが気になっていたのですが、ついに歯飛びが起こりました。ロードレーサーより荷重による負荷が大きいキャンピング車、チェーンの伸びも思いのほか早くやってきたようです。

Iowa City の町のサイクルショップで、出費を抑えるために、まずはチェーンだけを購入し、フリーのサンツアーパーフェクト15-26との相性をみるため1日走ってみました。

しかし、トップのスプロケット1枚だけがすべり、うまくペダリングできません。交換が必要のようでした。翌日、Davenport の町のショップで相談すると、うまく合う1枚がありません。

そこで、今度はアメリカ製の6段ボスフリー、少しワイドな14-28の新品に交換しました。これでチェーンとの相性の心配もなく走れます。チェーンとフリーその他の備品、合計で60$。

日本と比べると少し高いようにも感じましたが、その後の旅行はもちろん、帰国後も支障なく走れたことから、決して高い買い物ではなかったようです。(これは私の記憶違いで、実際には総走行距離が2万キロに近づいた翌年の5月にギリシャのアテネでチェーンとフリーを再び交換しています)

野宿の場所選び

アメリカ中西部までくると、観光地もなく町も増えて、めっきりキャンプ場が減りました。自ずと野宿の機会が多くなりますが、ハイウェイ沿いのレストエリアは、水場もトイレもありません。あくまでテントを張るだけの場所と割りきっていました。

アメリカのサイクリストは、困ったら教会に行けと言いますが、日本でも冠婚葬祭時のにわか信徒や氏子でしかない私です。ましてやキリスト教会などと思い、一度も訪ねたことはありませんでした。

そこで夕方近くなると野宿に適した場所、炊事・洗面・歯磨きそして用便、つまり水とトイレのある公園を探しながら走るようになります。日本でも外国でも、人が多い街中では事故や事件の起こるリスクが高くなりますので、町の中心部をなるべく避け、町外れの公園を利用するようにしました。

先に進んだものの見つからず、来る途中見かけた公園へ来た道を戻ることもあります。探しあぐねてポリスに相談し、適当な場所を教えてもらうことも。なかには夜になると見回りにきて声をかけてくれるポリスもいました。

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