ちょっと変わったところでは、Sさんの妹さんに誘われて友人と私の3人で、世界一大きいブロンクス動物園に行ってみました。あいにくその日はゴリラの機嫌が悪かったようで、私たちに向けて石を投げつけてきたのには驚きました。
ベルモント競馬場
また、競馬の好きな私はウッドサイドから電車に乗り、アメリカ3大レースのひとつベルモントステークスが開催されることで有名なベルモント競馬場にも行ってみました。
アメリカでは10月は競馬のハイシーズン、約ひと月の半分レースが開催されています。この日も平日ですが、午後1時からレースが始まりました。入場料2$、プログラム50¢。
ベルモント競馬場は東京競馬場と同じ左回りで、ひと回り大きくスタンド前が1周2,400mのダートコース、その内側に芝コースがあります。当日はスタンドから遠い芝のレースが多く、見にくいのが残念でした。
当時の日本より馬券の種類は多く、私はパドックとスタンドを行き来しながら3レース連単馬券で勝負してみましたが、いずれも外れました。
ニューヨークひとり歩き
私は、夜遅くまで1人で出歩くことがありませんので、危険な目にあうことはありませんでした。
ただ最初のころは、手には地図を持ち、肩からはカメラを下げ、いかにも旅行者という格好で歩いていましたので、よくマリファナ売りやバス代の50¢やタバコをねだる人から声をかけられました。
知ってか知らずか、日が替わるとまた同じ人から同じ場所で声をかけられました。煩わしく感じた私は、その後は地図やカメラは袋に入れて持ち歩くようにしました。