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ぐるっとヨーロッパ:Britain(5)スコットランドへ入国

北部イングランドの中枢都市 Newcastle を経て、スコットランドとイングランドの国境(?)の小さな町 Coldstrem へ。もう11月になっていました。国境といっても入管があるわけではなく、ただ標識が立っているだけでした。

日本ではひとくくりでイギリスといいますが、実際にはイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの国からなる連合王国(the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)です。それぞれロンドン、エジンバラ、カーディフ、ベルファストに首都を置き、英語のほかに独自の言語も持っています。

スコットランドと北アイルランドでは独自のポンド紙幣を発行(エリザベス女王は描かれていません)しており、同じ価値のポンドとしてイギリス国内だけで流通しています。

特にマイナスイメージとして記憶にあるのは、イングランドと北アイルランドのカトリック系武装組織 IRA との圧政と宗教の絡んだ紛争で、多くの死者が出ています。

私が旅行した1980年代にも、幾度となくイギリス軍やスコットランド・ヤードと IRA の衝突が起きました。1998年、イギリス政府が北アイルランド政府の設立を認めたことで収拾に向かいつつあることは歴史的なことだと思います。

最近では、2014年に行われた、税金分配の格差と北海油田の利権がらみでイギリスからの独立の是非を問うスコットランドの国民投票が記憶に新しいところです。

スポーツの世界でも特筆すべきことがあります。イギリスが発祥の地といわれるスポーツのサッカー、ラグビー、ゴルフなどは協会自体の設立が国際協会より古く、それに敬意をはらう意味でオリンピックを除く国際大会では4ヵ国(?)代表それぞれの出場が認められています。

オリンピック以外では皆ライバルということですが、歴史と権威のあるオリンピックだけは例外を認めないようです。なお、ラグビーの国際大会だけは北アイルランドとアイルランドの合同チームが出場しています。

エジンバラの街

Y.H.は若者だけの宿ではありません。エジンバラのY.H.受付でのことです。チェックインにまず現れたのは、頭の薄いお爺ちゃん、続いて腰の曲がったバッグパッカーのお婆ちゃん、最後にヘルメットを取ると白髪のライダーのこれまたお婆ちゃん。

エジンバラはロンドンに次ぐ人気の観光地です。皆さん歳など関係ないと、思い思いに旅を楽しんでいるようでした。ただ、お年寄りの三連発には正直なところ驚きました。

europe01-010エジンバラ城は7世紀の古城、街の中央、岩山キャッスル・ロックの上にそびえ立っています。この日、あいにくの天気のなか、多くの外敵を排除してきた難攻不落の城はボンヤリと見えていました。城に登り街全体を眺めてみましたが、残念ながら見えるはずの北海は望めず、眼下に広がる街並みもいま一つハッキリしません。

エジンバラは旧市街と新市街に分かれていますが、それほど大きな街ではありません。市内観光は、のんびりと3日間かけて歩いて回ってみました。

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