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ぐるっとヨーロッパ: Portugal(7) リスボン観光[2]

リスボンで一番の繁華街バイシャ地区から東に行くと、震災の被害の少なかった最も古い<アルファマ地区>があります。

ファド(ポルトガルの民謡)ハウスやレストランなどもありますが、生活感にじむ道端の出店には魚や野菜などの生鮮食品が並び、何やら漁師町の匂いもします。迷路のような細い路地を上って行くとアルファマの中心<サンタ・ルチア展望台>に出ました。

北側の丘の上には、古くから支配者が代わりながらも、そのつど要塞が造られており、現在の<サン・ジョルジェ城>の基礎は5世紀にムーア人が築いたとされています。

ひとたび細い路地に入ると石畳の道には階段が増え、自転車を押して歩くようになりました。バイシャを挟んで、アルファマの反対側の西側は<バイロ・アルト地区>と呼ばれ、商業や娯楽、ナイトライフの中心地域になっています。

周辺の観光スポットといえば、変わった作りの<サンタ・ジェスタのエレベーター>。天正遣欧少年使節団の宿舎として使用され、美しい内装でも知られる<サン・ロケ教会>があります。

さらに北に進むと、ポルトガルのミゲル少年が歌う日本の消臭剤のテレビ CM ロケ地でお馴染みの<サン・ペドロ展望台>があります。小高い丘の多いリスボン市内にはいくつもの展望台が点在します。

昼間はひとり自転車で市内観光をしていた私ですが、夜のリスボン観光は時を同じくしてリスボンの Y.H.で知り合った二人の日本人とポルトガルの元植民地、ブラジル・サンパウロから来た日系人三世と行動を共にしました。みなさん休暇を利用してポルトガルを旅行中でした。

日本の航空会社のシミュレーター部門のエンジニア、一般企業の会社員、そしてポルトガル語が母国語のブラジル人大学生L君です。L君は、群馬県出身のお祖母さんに習ったとかで、「自宅での日常会話はほとんど日本語」という、ほとんど違和感のない日本語を話しました。

私がロスアンゼルで出会った日系人三世はギャグの「私のキ×タ×、デッカイです」をキメ台詞に日本人女性旅行者をナンパすると言っていましたが、その彼とは比べ物にならないほど、きれいな日本語を話していました。

彼らと一緒に夜が更けるほど盛り上がりを見せるファドを聴きに出かけたり、Y.H.で知り合ったポルトガル人女性やW君を誘って、レストランで忘年会も開きました。

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いずれもいい想い出ですが、正月を日本で迎えるため帰国した二人とは別に、冬休み中(ブラジルは南半球ですから正確には夏休み)のL君との想い出にはまだ続きがあります。

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