フェズから次の目的地ウジダの街までは約300キロ、ゆるやかな登りが始まりました。痔の方は、違和感が少し残るものの痛みはほとんど感じません。これで走りの方はひとまず安心です。
国によって味の違うコカ・コーラ
走り出して初日、天候にも恵まれ途中の峠で久々にタップリと汗をかきました。下った町で見つけたカフェで一服。
カフェ・オレ1杯(60円)、コカ・コーラ1本(80円)。
アメリカで飲んだコカ・コーラの味は日本のコカ・コーラの味と微妙に違っていました。その後は国ごとの違いを意識して飲むようになりました。瓶のロゴマークは世界共通ですが、反対側にはその国の文字でロゴがプリントされています。
味・香り・色とやはり国によって違っていました。国内での生産なのか、どこかで一括して製造して輸出しているのか知りませんが、国ごとの味の好みに合わせているのは確かです。
北アフリカのコカ・コーラは、かなり黒い色をしていて、ちょっとコーラの味とは違う気もしましたが、飲み物としてはスッキリと飲みやすいものでした。
アトラス山脈を見ながら
強い向かい風にパラつく雨、おまけに二つの峠越え。そんなハードな状況の時に癒してくれるのが道端に咲く花々と遠く右手に見える雪を抱いたアトラス山脈の山々です。
モロッコからアルジェリアそしてチュニジアまで、総延長2,000㎞、標高4,000mを超す山を擁するアトラス山脈が走っています。褶曲した幾筋かの山並みそれぞれに何々アトラスと名前が付いています。
この日は、その中の一つモワヤン・アトラス山脈に近い Taza(タザ)の街の郊外にテントを張ることにしました。大地に沈みゆく夕日もその日一日の疲れを癒してくれました。