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異文化・北アフリカ: Algeria(19) アルジェリアと日本企業

朝、牛のなき声で目が覚めると、強い向かい風のなか出発しました。

昼飯の買い出しのために寄った村の食料品店の前で、店から出てきた日本人らしき二人の男性とバッタリ。

「こんにちは? あの~、失礼ですが日本人の方ですか?」
「はい、日本企業の駐在員です。アルジェの」

40代でしょうか、年上の男性が答えてくれました。私は続けて、

「いや、ビックリしました。アルジェリアのこんな田舎町で日本人に会うなんて」
「クレーンなど重機を扱う会社で、コンスタンチーヌの現場に出張した帰りです。レストランがないので、昼飯にコレを」

男性が手から下げた袋には飲料の他に食料品が入っているようです。もう一人の若い駐在員は私たちの自転車を指差しながら、

「お二人は、この自転車で旅行? で、どちらから?」
「ええ、二人でポルトガルからスペイン、モロッコそしてアルジェリアと走って来ました」
「そりゃ、凄いですね。じゃ、この先はチュニジアへ?」
「はい。そのつもりです」

「それだったら、コンスタンチーヌから地中海の港 Annaba(アンナバ)へ出たらいいですよ。アンナバには日本企業の事務所がたくさんありますから、訪ねたらきっと歓迎してくれますよ」
「そうですか。わかりました。機会があればそうします」
「じゃ、この先お気をつけて、無事日本へ帰れるように」
「はい。ありがとうございます」

年上の駐在員のすすめに乗り気だったはW君です。

「アンナバに寄ったら、銀シャリを食べられますかね?」
「銀シャリか、いいね~。日本の米はうまいだろうな」

日本人駐在員と別れると、その先には登りが待っています。突然の雨の後、風向きが一変して追い風に、お陰で思った以上に距離が伸び、午後から45キロほど走ることができました。

あたりには何もなく、私たちは街道から外れた林のなかにテントを張ることに。標高はすでに1,000mを超えているはず、夜は厳しい冷え込みになりそうです。W君はダウンジャケットを着込み、私もできるだけ着込んで寝袋にくるまることにしました。

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