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異文化・北アフリカ: Algeria(21) アルジェリアでも雪が!?

朝目ざめると、うっすら雪が積もっていました。モロッコで一度経験しましたが、まさかアルジェリアで3月半ばに雪が降るとは思いもしませんでした。

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朝飯後には、まん丸の大粒の雪が降りだしました。やがて横なぐりの風ともに雪は冷たいみぞれへと変わり、次の町をめざして走る私たちに打ちつけます。「顔が痛いよーッ」「手足が冷たいよーッ」思わず叫んでしまいます。

カフェで一服した後は雨雲との競走です。それでも、夕方になりキャンプをするころには冷たい雨の心配もなくなりました。

キャンプ地を移動してください

テントを張った後は乾いたタキギを集め、石でかまどを作り、夕飯のしたくにとりかかりました。すると、どこからか二人の若い兵士が現れて、ひと言ふた言私たちと言葉を交わすと、すぐにいなくなりました。

次に私たちのテントの周りを2度、3度とグルグル回る車が。降りてきた運転手のオヤジが
「ここはダメだ。村でテントを張れ」とのこと。何だか訳がわからず「テントも張っちゃったし、夕飯のしたくも始めたから、ここでいいだろう」と頼むと、やむなくオーケーの返事。しかし、それで終わりませんでした。

その後ランドローバーに乗った兵士4人がやって来て「ここから2キロ先に軍の施設がありますので、あと1キロ遠くへ移動してください」と言い出しました。その言葉でやっと今までの一連の不思議な動きの理由が理解できました。

もちろん、動きたくない私たちは、ごく普通の一般人だと認識させるためにパスポートを見せ、交渉が始まりました。兵士の返事は「あなた方の言うことはわかりました。上官に報告します。ここでのキャンプがよければ、もう戻ってきません。ダメな場合は後でまた来ます。食事はオーケーですのでどうぞ」。

それから1時間半、晩飯をすましお茶を飲んでいると、非情にも車のエンジン音が聞こえてきました。懐中電灯の明かりとともに近づく人影、先ほどの兵士にキャンプ地の移動を告げられました。[何だよ移動しろってか、ツイてないな]

暗闇のなか、車のライトに照らされてテントをたたんでいると、バッテリーが上がり突然真っ暗闇に、何と私たちを含め全員で車を押す始末です。

村の近くに移動すると、夜の夜中に犬に吠えられながら再びテントを張ることに。朝は雪、そして夜はキャンプ地の移動、いやはや何とも大変な一日となりました。

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