Design a site like this with WordPress.com
Get started

ぐるっとヨーロッパ: Italy(9) アブルッツォ国立公園を行く

町を出るとすぐにつづら折りの登りが始まり、朝からいきなりハードワークです。ほどなくして Parco Naz. d’Abruzzo (アブルッツォ国立公園)の入口へ。

国道83号マルカシーナ線は、幹線道路であると同時にアブルッツォ国立公園を縦走する観光道路でもあります。

1494232815224

小さな集落を二つ過ぎ、峠が近づくと国道の左右に2千m級の山々が見えてきました。5月も近いというのに、いまだに山々には雪が残っています。標高1,400mの峠を越え、しばら下ると国立公園の管理事務所のある Pescasseroli (ペスカッセーロリ)の街へ到着。

アブルッツォ国立公園は1923年に認定されたイタリアで二番目に古い国立公園です。公園の案内によると夏はハイキングに登山、冬はスキーも楽しめるとあります。また、公園内には減少が懸念されるヒグマや狼のほかに鹿、山羊、ワシなどがいるようです。

ペスカッセーロリの町を後に再び走り出すと標高1,250mにある人口5百人にも満たない小さな町 Opi (オーピ) へ。オーピは国立公園のほぼ中央、目の前には残雪をいだくマルカシーノ山(2,245m)が見えています。

1494232819379

私たちはオーピからもう少し距離を伸ばし、公園内にある Lago di Barrea (バッレーラ湖)のほとりでキャンプ。村のオジさんの「けさ、大きなマスを釣った人がいたゾ」の話に触発され、日没前にもかかわらず急いで釣竿をセットしたものの、ウキを飛ばしてしまい、次の朝探すハメになりました。

この日で国立公園内を走るのも最後になりそうですが、前日より厳しいアップダウンが続いていました。そんななか、カーブを大きく曲がると、いきなり目に飛び込んできました。

「おいッ、見ろよ!」
「ワーッ。きれいだな~ッ」
「誰が考えたんだ。あんなところに教会を建てるなんて」
「残雪をバックに絵ハガキみたいですよ」
「丘の上の教会か、何かいかにもイタリアぽくってイイなァ」

目に飛び込んできたのは私たちの行く手前方の丘の上に立つ教会です。それはW君の言葉どおり、まるで絵ハガキのような景色でした。きつい道中だからこそ、いやしてくれる光景、カメラを取り出しました。

1494232824050

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out /  Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out /  Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out /  Change )

Connecting to %s

%d bloggers like this:
close-alt close collapse comment ellipsis expand gallery heart lock menu next pinned previous reply search share star