きょうは土曜日。仕事が休みのルーディがドライブがてら近郊の観光地ラインフォール(ライン川の滝)を案内してくれることになっています。ラインフォールはライン川の唯一の滝だそうです。一旦戻ってから近郊の街 Winterthur(ヴィンテルトゥール)のフェスティバルに行ってみるつもりです。
遅めの朝食をすませると出発。私は助手席、後部座席ではマリスと一緒のステファンとパスカルがはしゃいでいます。ラインフォールはリーコンの町の北40キロ弱のライン川に位置しています。
出発して数キロ、ヴィンタートゥールの街を通過しました。ルーディの話によると街はチューリッヒと同じように古くから商工業の中心地として栄えたそうです。オーストリアを統治していたハプスブルグ家のルーツはヴィンテルトゥールとのことです。
古い街並みを抜け、幹線道路に出ると車は1時間足らずで、目的他ラインフォールのある Laufen(ラウフェン)に到着。駐車場から滝へつながる遊歩道を進むと、前方から滝の轟音が響いてきました。
滝は落差20数mで、幅150mほどあります。6月は水量が多いと聞いていましたが、想像を超える水量で、テラスから見る滝は水しぶきで真っ白です。川の中程に岩場があり展望台になっていますが、あまりの水量で遊覧船が着けないためか、誰もいないようです。
ステファンもパスカルも初めて見る滝に興奮ぎみです。そんなルーディ家のみなさんの写真を一枚。
ライン川はドイツとの国境になっていますが、この辺はスイス側が食い込んでいて、ラインフォールから上流2キロ、下流1キロほどの対岸もスイス領になっています。
ルーディの話では、ラインフォールの下流約100キロのところにドイツ、フランスとの国境の街 Basel(バーゼル)があり、そこから川幅が広がるので、北海から大型貨物船が遡上してくるそうです。バーゼルはスイスで唯一の貿易港ということです。
ステファンとパスカルの二人は疲れたのか帰りの車内でぐっすり寝ていました。夕食後、子どもたちをおじいさんの家に預け、ルーディ夫妻と一緒にヴィンテルトゥールのフェスティバルへ。もちろんお酒を飲みますから、今度は電車で向かいました。