Design a site like this with WordPress.com
Get started

ぐるっとヨーロッパ: Switzerland(19) 二つの峠…再びスイスへ

ロープウェイの乗り場では展望台の気温や天候とともにモンブランの見張らし状況も表示されているそうです。せっかくモンブラン見たさに訪れても、叶わない観光客もいるそうです。その点、雲の切れ間からでもモンブランを望めた私は幸運だったかもしれません。

[モンブラン、もっとハッキリ見えないかな]私は何度も振り返りながら、シャモニーを後にしました。この日、国境を越えてスイス側の街 Martigny(マルティニ)まで行くつもりです。

シャモニーから10キロほど道路はアルヴ川と離れ、急な上りが始まりました。Col des Montets(標高1,461m モンテ峠)に到着。

たいがい峠が国境になっていることが多いのですが、どうやらまだ先のようです。休憩をとりながら地図で確認すると、国境はあと3キロほど先です。しかもスイス側にもう一つ峠がありました。[何だよ。まだ峠があるのかよ、聞いてないよ]

1513438617955写真は峠付近で撮ったフレンチ・アルプスです。

国境を越え小さな町を過ぎると、フランス側の峠よりキツイ上りが待っていました。最後は押し上げ Col de la Forclaz(標高1,527m フォルクラ峠)へ。あとは標高差1,000m以上の数キロをマルティニの街まで一気に下るだけです。

1513438622895つづら折りの下りが続くなか、眼下の街の写真を1枚。

国境からこちらはフランス語圏とドイツ語圏の混在するスイスのヴァレー州(独語ではヴァリス州)です。標識にも2ヵ国語が併記されています。マルティニの街からローザンヌやベルンへアウトバーンが走っています。また、遠くヴァリス渓谷(フランス語でヴァレー渓谷)を流れ下ってきたローヌ川は、ここマルティニで北へ直角に流れを変えレマン湖へと注いでいきます。

街の歴史は古くローマ時代の円形闘技場なども残っています。時間も遅く、翌日に備えたい気持ちがあったのか、二つの峠越えで疲れていた私は、観光をパスしてそのままキャンプ場へ向かいました。

キャンプ場にはすでにイギリスからの4人組のモーターサイクリストが隣にいました。結局、彼らと夜遅くまでお酒を飲んで 盛り上がることに。

次の目的地はいよいよ Zermatt(ツェルマット)です。ブルーノが勧めてくれた登山電車でマッターホルンの麓まで行くつもりでいます。

マルティニからの道は登り基調、ローヌ川沿いを走ります。本来なら、左右にスイス・アルプスの山々を眺めながら楽しい走行になるはずですが、休養どころか前夜の深酒で寝不足です。それでも、州都 Sion(シオン)を走り抜け、70キロほどで、ツェルマットへの分岐となる Visp(フィスプ)の街へ到着。ツェルマットへの電車もこのフィスプで乗り換えます。

この日も街のキャンプ場へ。隣のテントの主はオランダ人、マッターホルン周辺をトレッキングしてきたそうで、山登りの服装やビューポイントなどの情報を得ることができました。

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out /  Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out /  Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out /  Change )

Connecting to %s

%d bloggers like this:
close-alt close collapse comment ellipsis expand gallery heart lock menu next pinned previous reply search share star