もう一つ、ずっと気になっていたことをグロッグに聞いてみました。
https://www.sbb.ch/en/home.html
「スイス国内を走っていてずっと思っていたんだけど、どこを走ってもを電車が並走している気がしたんだ。ユングフラウ鉄道なんか山をくりぬいて走っていたよ。これってすごいことだと思うんだけど」
「そうだろう。結構山奥まで鉄道があるのがスイスの自慢の一つなんだ。いろんな意味でスイスの鉄道はヨーロッパで一番だと言われている」
「そうなんだ」
「国鉄、私鉄あわせて鉄道の長さは約5,000キロぐらいかな。日本はどのぐらいなの?」
「へぇー、5,000キロもあるの」
「日本か、知らないんだ。ごめん」
Mさんも感心しています。知らなかったようです。グロッグは日本で東海道新幹線に乗った経験があり、日本の鉄道の良さも知っています。鉄道に詳しくない私は、彼の質問には答えられませんでした。
帰国後、日本の鉄道の総延長は約25,000キロと知りました。日本の国土は大ざっぱにスイスの約10倍、5,000キロの10倍、5万キロでスイス並みになります。25,000キロということは半分、国土に対する鉄道のケア具合を比較すると、日本はスイスの半分ということになります。
まあ、これは単純な計算にすぎません。運行本数、車両数、スピードなど、比較対象は他にもいろいろありますから。