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ぐるっとヨーロッパ: West Germany(1) 二度目の西ドイツ入国

チュニジア旅行の終わりに、それまでのルートを載せました

スイス旅行を終え、その後のルートを書き入れました。イタリアのブリンディジからギリシャのパトラスへはフェリーです。

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東西ドイツが統一したのは1990年、私が西ドイツを旅行した7年後のことです。本文中にドイツ、西ドイツと二つの表記が出てきますが、「ドイツ」は第二次大戦以前、もしくは東西合わせたドイツ全体を意味しています。

農家の朝は早く、畑仕事に出るお父さんとオジさん、そして出勤するグロッグを見送ると、しばらくして今度はお母さんとMさんに私が見送られて出発しました。グロッグ宅には前半2日、後半4日、合わせて何と6日間もお世話になりました。

前夜のことです。寝室を6日間ともにしたオジさんが、おそらく「寒くて風邪を引きそうになったらこれを飲むんだ」と、言いながら(?)赤いキャップの透明な小瓶をくれました。

内容量は30ミリリットルほど、瓶のラベルにはアルコール40%の表記とともに何やら草が描かれてています。どうやらハーブ酒のようです。

このリキュールの小瓶をバッグの底に忍ばせて旅を続けましたが、結局飲むことはありませんでした。そのまま帰国、スイスのみやげとなりました。

フランスと西ドイツとの国境の街バーゼルまでは60キロほどですが、到着したのは昼もだいぶ過ぎてからでした。出発が遅かった上に自転車に乗るのも4日ぶり「今日は西ドイツへ入国すればいいや」そんな気持ちでノンビリと走ったからです。

バーゼルはチューリッヒ、ジュネーブに次ぐスイス第三の都市です。そして、ライン川畔に広がるスイス最大そして唯一の港町です。

古い街を象徴するように、スイス最古の大学や大小40近い美術館や博物館など、文化の街として多くの見所があります。ただ、私は観光をパスして、何はともあれライン川に架かるヴェットシュタイン橋を渡り、西ドイツへと向かうことにしました。

橋には車道に歩道そして真ん中にはトラムも走っています。中ほどから下を覗くと、ライン川を行き交う数艘の船が見えました。

リーコンで世話になったウィルフレッドの義兄ルーディは「バーゼルではアムステルダムから上ってくる大きなクルーズ船が見れるかもしれないよ」と言っていましたが、それらしい大型船は見当たりませんでした。

下流に目を移すと、観光スポットでもあるバーゼルで最も古い石造りのミットラレ橋が見えています。

ヴェットシュタイン橋から5キロほど走ると西ドイツ側の国境の街 Lörrach(レラハ)に到着。国境では例によってパスポートのチェックのみ、入国スタンプを押さないことにも慣れていました。

7月18日(月)、1ヵ月前にオーストリア国境からショートカットで西ドイツ国内を20数キロ走って以来、二度目の入国になりました。

100$=255DM(ドイツマルク)、1DMは日本円で約100円。

初日はレラハの街のユースホステルへ。運よく最後のベッドが空いていましたが、夕食のオーダーは終わっていました。もちろん自炊すればすむことです。素泊まり1泊約850円。

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