次なる目的地はライン川沿いに広がる街、西ドイツの首都ボンです。西ドイツではぜひボンへ行ってみたいと、ずっと思っていました。ジンマースバッハの町から再びライン川を目指して下りの行程となります。
二日連続でブルックヘッドと夜遅くまで話し込んでいたこともあり、昼食後は眠気が差して道路脇で昼寝をする始末でした。
再び走り出すと、一人のドイツ人サイクリストと遭遇。無精髭を生やしていますが、若く20代、彼の目的地は私も訪れたハイデルベルクということです。ボンから南北に別れますが、それまで一緒に走ることにしました。
ソロの走りは気ままで楽ですが、二人の走りも同じ空間を共有する、また違った良さがあります。Betzdorf(ベッツドルフ)の街からはライン川の支流 Sieg(ジーク)川沿いを走行します。
ジーク川はボン市内の北部でライン川と合流しています。あとはジーク川沿いを下れば、目的地のボンへ着きます。この日は川沿いで野宿、ドイツ人サイクリストと二人で乾杯となりました。
朝、走り出すときのうに続き、今度はドイツ人女性サイクリストと遭遇、彼女ともボンまで一緒に走ることになりました。先頭は道先案内を兼ねてドイツ人青年、真ん中に女性サイクリスト、そして最後尾に私が続きます。
三人でクネクネ曲がる川沿いの道を行く、楽しい走行です。鉄道も付かず離れず並走しています。
休憩時にはお互いの自転車を乗り回してみましたが、大柄で手足の長い彼らが私の26インチのキャンピング車にまたがった姿は、少々滑稽で笑えました。