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ぐるっとヨーロッパ: West Germany(35) タバコの話[2]

去年のことです。東京の郊外、青梅の高水三山へ友人と二人で MTB 行しました。下る前に神社の境内で昼食をすませ、コーヒーを飲み始めました。そこへ同じく MTB 行の3人組の若者がバイクを担いで上がってきました。聞けば大学のサークルとのこと。彼らも昼食をとり始めたのですが、いつの間にか彼らの中の一人がいなくなっていました。

「あれッ、さっきまでいたけど、彼どこ行ったの」
「ああ、彼はタバコ吸いに席を外したんだと思います」
「あッそう。最近の若い人はマナーがいいね」

そう私が言うと、隣で友人が

「いや、今はそれが当たり前なんだ。若者の方がしっかりしてる。お前が知らないだけだよ」

私はリタイアしてから久しく、半ば世捨て人(?)状態です。一方、友人は今でも現役続行中、マナーにうといのは私の方でしょう。タバコのマナーが悪い人はまだ多いと思います。マナー知らずだった私が言うのも何ですが、タバコを止めたからこそわかることもあるのです。

ラクビーのワールドカップとオリンピックをひかえ、東京都では禁煙条令(受動喫煙防止条例案)を近頃まとめました。飲食店に関しては従業員のいないお店のみの喫煙を認めるなど、国の規制対象45%より厳しく、対象となるお店は80%以上となりました。早くも業界4団体からは集められた署名とともに規制緩和の要望が東京都に提出され、ニュースになっています。

私はパチンコが好きでよくやります。禁煙もしくは分煙化しているパチンコ屋はまだ少なく、ある統計ではパチンカーの喫煙率は一般人の倍近い70%とあります。最近では駅周辺での歩きタバコ禁止、いわゆる歩行喫煙禁止地区が増え、パチンコ屋は喫煙者にとっては逆駆け込み寺(?)になっています。

また、受動喫煙を心配して店内でマスクをしている人も増えました。使い捨てマスクを提供しているパチンコ屋さえあります。私は隣にくわえタバコの人やチェーンスモーカーが座ると煙がイヤで席を立ちます。パチンコに集中するあまりか、喫煙パチンカーのマナーはまだまだです。

「パチンコはしたいんだけど、どうにもあのタバコの煙がねぇ」「雰囲気が好きで誘われれば居酒屋に行くんだけど、翌日必ず声がガラガラになるんだよ。タバコの煙のせいだと思う」私の身近でこんな声をよく聞きます。

パチンコ屋や居酒屋のオーナーさん、「受動喫煙者は弱者だ」という立場にたって、国や自治体の規制の前に全店舗を禁煙にしたらどうでしょうか。

それでも、パチンコ好きや酒好きはお店に通いますよ。まして他の店に行くという選択肢がないんですから。それより何より新しいお客が増えると思いますが、どうでしょう。

さんざんタバコを吸っていた私が勝手なことをいいましたが、ここで最後に一つ。以前ブログで行く先々の国ならではのお酒とタバコが旅の楽しみの一つだと書きました。

イギリス編のブログでは好きなタバコとして黒と金のパッケージ、ジョンプレーヤースペシャルについて書いています。

日記にも禁煙以前、アメリカから西ドイツまでの国別のタバコの銘柄と値段がメモしてあります。前にタバコの値段が高いのはイギリスと西ドイツだと書きましたが、最後にタバコの安い国ベスト・スリーを。

まずアルジェリアの1箱120円、次にユーゴスラビアの100円、そして一番安いのがハンガリーで90円となります。想像通り、すべて当時社会主義体制の国でした。

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