世界一の観光都市パリ。メディアで取り上げられる機会も多く、実際に行った人も多いかと思います。
ご存知、ド・ゴール広場の中央にある「凱旋門(Arc de Triomphe=勝利の橋)」です。凱旋門はナポレオンの命により建設されましたが、ナポレオン自身は遺体となってこの門をくぐっています。
私はセーヌ川の北側のルーブルやモンマルトルへ行く時は必ずここを通っていました。凱旋門はやや高台にあり、この先「シャンゼリゼ通り(Avenue des Champs-Elsées)」は緩やかな下りとなっています。
渋滞している車の間をぬって横断する人がいます。私もシャンゼリゼ通りの真ん中まで出て写真を撮ってみました(交通違反?!)。遠く凱旋門が見えます。この写真の左手に日本航空のオフィス、その先の凱旋門の手前に観光案内所があります。
振り返って反対側を一枚。横から出てきた車も入れないようです。入れない車が2台、3台と続くと車の流れをさえぎり、あっという間に渋滞が始まります。
この先をしばらく行くと左右に緑地帯が続き、やがてコンコルド広場となります。自転車好きにはシャンゼリゼ通りはお洒落な通りというよりツール・ド・フランスのゴールのイメージが強いですね。
夕方の凱旋門のようすです。車が多くてどうにも動きません。ド・ゴール広場はラウンド・アバウト(ロータリー)になっているので信号がありません。広場から放射線状に12本もの道路が延びており、それらから入って来る車と出て行く車が入り乱れて身動きとれないのです。マナーが悪くて動かないのか、動かないからマナーが悪くなるのか……。さすがのナポレオンもこの混雑は想像できなかったでしょう。
パリの大気汚染を考えるノーカーデーが9月16日(日)に開催され、今年で4回目を迎えたそうです。確かに以前からこの渋滞ですからね。