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ぐるっとヨーロッパ: France(23) パリの街[2]

パリで一番高い(といっても標高130m)モンマルトルの丘に行ってみました。場所はセーヌ川の北のパリ18区、東駅や北駅のさらに北のやや上った所になります。結構坂道がキツいので自転車を押し上げることになりました。

以前のモンマルトルは貧乏というか売れない画家や芸術家の住まいや溜まり場でした。ピカソやユトリロなど例をあげたらキリがありません。

DSC_0407そんな将来の大画伯がいるのがこの「テルトル広場」です。彼らは風景画やその場で描く似顔絵を観光客に売っています。

テルトル広場からもうひと上りしてモンマルトルのシンボル、真っ白なドームの「サクレ・クール(Sacré-Coeur=聖なる心)寺院」を目指します。

DSC_0408振り返るとパリの中心部が一望できます。観光客や大道芸人で賑わっています。

DSC_0409モンマルトルの丘のテッペンにあるビザンチン様式の丸いドームの聖堂、サクレ・クール寺院です。もともと19世紀の後半、普仏戦争やパリ・コミューンの犠牲者のための寺院として建築が始まりましたが、完成まで半世紀近くの時間を要したため第一次世界大戦の犠牲者も同様に鎮魂の対象になりました。狭い路地を多くの観光客が行き交っています。

DSC_0412来た道と違う反対側に下り、パリ市内で唯一のブドウ畑に寄ってみました。テルトル広場の北になります。どうやらすでにブドウの収穫は終わっているようです。パリのブドウ栽培の歴史は古くローマ時代まで遡ります。一時期、ブドウ畑はなくなりましたが、20世紀になって再び復活しました。今では2,400本のブドウの木から6,000本のワインができるまでになったそうです。

DSC_0413ご存知「エッフェル塔」です。1889年パリ万博の目玉として建設されました。当時としては驚きの約300mの高さ、二階の展望台(高さ115m)まで階段でも上れます。このエッフェル塔やセーヌ川の中州シテ島のノートルダム寺院などが、1991年「パリのセーヌ河岸」として世界遺産に指定されました。

DSC_0414ルーブル美術館の正面入口です。入場料12Fr.(約380円)。入場無料の水曜日と合わせて2回、ダ・ヴィンチの「モナリザ」を見に行きました。

この写真は庭園を背にして撮っています。背後に1キロほど続く庭園の先がコンコルド広場です。その手前、庭園の片隅に「印象派美術館」があります。館内には美術の教科書にも載っているお馴染みの絵画が展示されていました。この3年後の1986年、それら印象派美術館の所蔵絵画は廃駅となったオルセー駅を改築した「オルセー美術館」に全て移されています。当時の印象派美術館は現在では写真や近現代アートを展示する「国立美術館」となっています。

先週の土曜日にパリで脱ガソリンにもかかわる自動車燃料税の増税に反対する市民のデモがありました。他にも高い失業率に対する不満など色々とありそうです。テレビでは警官隊との衝突を始め、一部暴徒化したデモ隊によって燃やされた車や破壊された店舗など一夜明けたパリのようすを伝えていました。パリ観光を早めに切り上げる人やキャンセルする人たちが増えているとも伝えています。そちらの打撃も大きそうです。

 

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