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ぐるっとヨーロッパ: France(24) 憧れのパリ?!

これはパリの絵ハガキです。
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ファッション、アート、映画など様々な文化をリードするフランス。多くの観光客を引き付けてやまないパリ。私もそんな思いと憧れでヨーロッパの旅の最後にパリを選んだ気がします。

キャンプ場をねぐらとして10日間ほどパリに滞在しました。表通りの華やかさだけでなく路地裏の薄汚さも覗きました。それはどこの大都市でも見る光景と同じです。ただ、パリ滞在中に色々な所に行った割にこれといった印象がないのです。

例えばポルトガルではリスボンが気に入って3週間ほど滞在しました。坂道を上がった先にある食堂、路地裏のカフェ、テージョ川沿いの魚釣り場、港の娼婦館、そして色々と私が関わった人の顔など、それら全てが頭の中に浮かんできます。今、ポーンとリスボンの街の真ん中に放り出されたとしてもどこへでも案内できますし、そこで何があったのか話すこともできると思います。サービス業に従事するポルトガル人は英語圏で働いていた人も多く、スペインやフランスに比べるとより英語が達者でした。まあ、娼婦館では商売上カタコトの日本語を話す娘もいましたが。

パリの街に放り出されても観光地へ案内できると思います。ただし、これといって何かがあるわけではありません。つまり人との関わり、コミュニケーションがなかったのです。

それは言葉の問題だと思います。私はフランス語がまるでダメですし、英語を話すフランス人はごく限られた人たち、まずお年寄りはほぼ話しませんでした。以前、ヨーロッパで英語が通じないのはスペインとフランスと記しましたが、スペイン語はほぼローマ字読みの日本語の発音で何とかなります。私にもいくつかのスペイン語を覚えることができました。しかし、フランス語となると発音の難しさに加えて変化の多さと完全にお手上げでした。まずもって私の方からフランス語で喋りかけることなどできません。

一方、フランス人は英語を話さないといわれています。
自国の美しいフランス語にプライドを持っている? 昔から争い事の多かった隣国の英語だから話したくない? いやいや、中途半端な自分の英語が恥ずかしいんじゃないの? などなど色々といわれますが、やはり一番の理由は学校で習わないことだと思います。

ただし、最近ではフランスでもいわゆる小学校から英語を勉強するようになりました。
スーパーに日本製のカニカマが並び、若者は日本のアニメやコスプレに夢中になり、パリで日本酒の利き酒が行われる、そんな時代になったのです。フランス人の英語に対する考え方や取り組み方に変化があっても不思議ではありません。

もっとも旅行中のコミュニケーション不足は、フランスに限ったことではありませんでした。旅を続けていていつも残念に思うのは言葉の壁でした。 [もっとコミュニケーションがとれたらなぁ]いつもそう思っていました。

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