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ぐるっとヨーロッパ: France(26) 地図が完成しました

前回のブローニュの森の娼婦には続きがあります。二日目以降、土地勘もできたので近道をと思い、森の中を自転車で突っ切ってキャンプ場とパリ市内を行き来をしていました。

そんな中、朝の光のもと道を外れて森の中で見たのは、娼婦たちと男たちの………でした。ビールの空き缶、ワインの空瓶、タバコの吸い殻、そして使い終わったコンドーム、そして明らかにそれとわかるティッシュペーパー。車の中だけではなく森の中でその行為が行われているのは明らかでした。

一度、明るいうちにと日の落ちかけ始めた森の中を行くと、ばったり3人の娼婦と鉢合わせしてしまいました。商売用でしょうか、広げたビニールシートに座りタバコを吸ったり缶ビールを飲んだりと仕事前のリラックスタイムといった感じです。[参ったな]困った私は思わず、

「サバァ(Ça va=元気)?」
「サバァ……(ええ……)」

彼女たちも驚いた様子です。気まずい雰囲気をお互いに感じていたと思います。後で例のキャンプ場で知り合ったフランス人青年から聞いたのですが、やはりハンブルクやアムステルダムと同じで彼女たちの中にも東欧からの出稼ぎに来ている女性もいるそうです。そしてキャンプ場周辺が彼女たち娼婦が一番多く出没する場所だとのことでした。セーヌ川を挟んでキャンプ場の向こう側は高級住宅街なんですがねぇ。

最近のブローニュの森の娼婦は半分がオカマちゃんやゲイだといわれていますが、本当でしょうか。少なくとも当時私が見た娼婦たちの中にはオカマちゃんはいなかったはずです。年月とともに娼婦たちの縄張りや棲み分け場所が変わって行ったのかもしれません。

昼は市民の憩いの場、夜はその気になった男性たちの憩いの場(?)、どうやらブローニュの森には二つの顔があるようです。

ところで、毎週末に行われていたパリのデモが治まるどころかフランス全土に広がりつつあります。政府が燃料税の増税を見送りましたが、今は政治に対する不信で大統領の退陣を要求しています。騒ぎはいつまで続くのでしょうか、このままでは娼婦たちも商売上がったりでしょう。

DSC_0417これまで2回、ルートの途中まで載せましたが「ぐるっとヨーロッパ」の終点パリまでを記入して地図が完成しました。

パリ滞在中に成田までの航空券と台湾のビザを入手しました。次回から帰国前の「最後に寄り道」と題して香港と台湾の旅を記していきます。

香港では空港に着くなり輪行袋などの荷物が届かないというアクシデントが起きます。
台湾では安ホテルに泊まったのですが、フロントから電話で「コンヤ、オジョウサンイカガ?」と聞かれます。それも一度だけではありませんでした。また、東部の村ではごく普通に日本語で会話をしている台湾人のお年寄りたちと出会います。そんな台湾一周のようすも伝えたいと思っています。

One reply to “ぐるっとヨーロッパ: France(26) 地図が完成しました

  1. ヨーロッパ・北アフリカ走行地図の完成おめでとうございます。長い期間に及ぶ執筆、お疲れさまでした。

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