最後にまとめて写真を載せます。
香港は世界有数のコンテナ港です。九龍側の港では作業が行われていました。
クレーンの間からビクトリア港を行き来するフェリーが見えます。フェリーの前身は対岸のホテルへ焼きたてのバンを届けるためにインド人が始めた渡し船だと、なんかの本で読んだことがあります。そんなフェリーの歴史も100年をとうに超えています。対岸の香港島の山は夜景を眺める絶好のポイントのビクトリア・ピークです。
香港島のビル群です。
中環(セントラル)のビル群。中央の白いビルが地上52階建てのコンノート・センターです。ビクトリア港に浮かんでいるのはサンパンと呼ばれる小型ジャンク船です。サンパンは蛋民(たんみん)と呼ばれる水上生活者が漁業、物品販売、荷物搬送などの生業のための船、そして住居でもあります。蛋民は古くから最下層民として差別を受けてきた人たちです。彼らの生活拠点は香港島の南側の香港仔(アバディーン)、ちょうどセントラルの反対側になります。当時ビクトリア港でよくサンパンを見かけていましたが、まだ香港に彼ら水上生活者の蛋民はいるのでしょうか。
九龍のメインストリート、ネイザン通りから少し入るとこんな光景です。香港名物、これでもかとやたら張り出している看板です。
ネイザン通りで見かけた光景です。ビルの補修か清掃か、高層ビルでも足場は長くつないだ竹を組んでいきます。私が子供のころ丸太で足場を組んでいたのを見ましたが、それは普通の建物です。日本の高層ビルの場合、ご存じのように鉄パイプをジョイントでつないで足場を組みます。ゴンドラの場合もあります。ところが香港では竹をつないで組んでいくのがあたりまえのようでした。これが私が香港で一番驚いたことかもしれません。
次回から1年半にわたる自転車旅の最後、台湾一周になります。