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最後に寄り道: Taiwan(21)「亀山島」蘇澳から宜蘭へ

前日の太魯閣峡谷、そしてこの日の清水断崖と二日連続で自転車の走りを堪能できました。

最近では太魯閣峡谷を走る三千m超級の自転車の国際ヒルクライムレースや市民マラソンが開催されるようになってきました。そして太魯閣峡谷や清水断崖へ日本からのツアーで多くの人が訪れています。台湾ならではの固い地層や急峻な地形により、道路工事で多くの犠牲者を出したことを思い起こしてほしいと思います。

[ヤバッ、雨だよ。断崖通過中じゃなくて良かったーッ]夕方から急な雨になりました。前夜、文山温泉で小雨に降られましたが台湾に来て初めての本格的な雨です。[うへーッ、ますます降ってきた]

蘇澳の街の手前で急いで野宿の支度となりました。慌てるとロクなことはありません。グラスファイバーの支柱の末端がヒビ割れてしまいました。ナイフでその部分をカットし、テープを巻いて応急処理を施しました。私のテントはシェルター型、短いグラスファイバーを数本繋いでアーチを作り、テントの高さと入口の広さを確保します。その支柱が短くなった分、少しテントの張りがなくなりました。[旅の最後の最後で良かった]台北まであと二日、何とかなりそうです。

台湾北東部の蘇澳から宜蘭(イーラン)にかけては平野部が広がっています。9号線はその内陸に延びていますが、私は比較的交通量の少ない海岸線の道を行くことにしました。

[天気がよければなぁ]昨日の夕方からの雨は上がっていましたが、どんよりとした曇り空の下を走っていました。「青い空と海、遥か遠くの水平線」この2、3日海沿いを走っていても願いはかないませんでした。

DSC_0399稲穂が色づき、刈り取りを待っています。沖合いにぼんやりと写っているのは周囲10キロほどの「亀山島(グイジャンダオ)」です。当時、この島の住民は宜蘭へ移住させられ島は軍の管理下にありました。亀山島はもともと火山島です。そのため島内には温泉、湖、洞窟など観光資源が多く、戒厳令解除後は観光の島として解放されました。ただし自然保護のために居住は許されていません。島で働く人も観光客と同じ船で通っています。この数年、島の周辺はイルカやクジラのウォッチング・エリアとして観光客を集めるようにもなってきました。
亀山島の100キロほど東は日本の最西端、与那国島です。このあたりが台湾と日本の一番近い所です。写真の背中数キロが宜蘭の街になります。

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