大間 9:20発、室蘭 14:20着のフェリー便、やって来ました北海道。まずは反時計回りに釧路を目指します。現在、大間と室蘭を結ぶフェリー便は廃止されています。
「でっかいどう、北海道」1977年の全日空のキャンペーンのキャッチフレーズです。ある程度の年齢の方なら覚えているはずです。
雄大な自然と大地を思い起こさせ、私も北海道に憧れを抱いた一人です。それは1年半の海外自転車旅を終えても変わることはありませんでした。東京生まれの私にとって北海道はとにかく大きく感じます。なかなかピンときませんが、例えば室蘭から釧路までは本州でいうと東京から京都ほどの距離になります。
室蘭から苫小牧まで国道36号線走ります。製紙や製鉄工場などのコンビナートを抜けると北海道らしい道路が続きます。紋別、新冠、静内、浦河と235号線沿線に競走馬を産出する牧場が数多く見られます。いよいよ襟裳岬が近づいてきます。
写真は襟裳岬の突端です。黄金道路からナウマン国道へ。このあたりは初回のブログ「北海道の写真を載せてみました」に詳しく記してあります。この先、その初回と重複する写真もあるかと思います。
広尾町を過ぎると「ナウマン象化石発見場所」が現れ、石碑があります。この先を右折して3キロほど走ると太平洋に面した気水域にあるホロカヤントウ沼に出ます。沼の近くにある晩成温泉(入浴料300円)でひとっ風呂、この日はそのまま浜辺にテントを張りました。晩成温泉は日本でも珍しいヨウ素の温泉です。現在、入浴料は500円になっています。夏祭りでしょうか、この頃毎晩のように花火が上がっていました。それは短い北海道の夏休みの終わりを告げているかのようでした。