函館発 23:35の最終便のフェリーで青森着3:15、9月4日(月)再び本州へ戻ってきました。大雨洪水注意報の出る中、フェリーターミナルで雨宿りかと思いましたが、しだいに雨脚も弱まりなんとか出発、国道7号線を南下します。
東京から新品のタイヤで走り出したものの後タイヤのトレッドがすり減り糸目が露出、前日にはパンクも。途中、青森市内のショップで新品のミシュランの1/2に交換。雨と尻アツでブルックスの皮サドルも凹んでいます。ナットを回し1センチほど前に出すことでサドルの張りを取り戻しました。
弘前城です。続いての写真は本丸眼下の蓮池ごしの岩木山なのですが、あいにくの天気で肝心の岩木山が見えません。
津軽藩の弘前城は江戸時代に築城されました。初代の天守は落雷が火薬に引火して焼失、この天守は二百年後のものです。
現在、天守は曳屋(ひきや)と呼ばれる工法で70mほど移動されて、ここにありません。その理由は土台の石垣の修復、石垣に膨らみなどの変形が見られ、放置すると崩落のおそれがあるからです。数年前にレールに乗せられた総重量400トンの天守を多くの市民が楽しそうにロープで引っ張る様子をテレビの映像で見ました。
当時の石垣には写真のように歪みも膨らみも見られません。明治から大正にかけても石垣修復のために天守は一度曳屋されています。再び天守が戻されるのは数年先だそうです。
早朝6時半、大鰐温泉の共同浴場でひとっ風呂浴びて出発。入浴料は外来大人120円。地元の老人、小人40円です。
大館、能代、男鹿半島をぐるり一回り。この夜も雨、テントを張るよりもと思い JR 男鹿線の無人駅、出戸浜(でどはま)駅の待ち合い室で寝ることに。秋田発の最終電車 23:03まで起きているつもりでしたが、いつの間にか寝ていました。
写真は秋田市内です。さらに山形、新潟と日本海沿いを南下していきます。「水平線はどこ?」写真のようなドンヨリとハッキリしない天気が連日続いていました。