浜坂から諸寄(もろよせ)、居組(いぐみ)と漁村を走り抜けていきます。178号線の道幅は少々狭くなりましたが、相変わらず美しい海岸線が続きます。
居組を抜けると鳥取県岩美町の東浜、鳥取砂丘まであと10数キロです。
2枚目の写真は居組漁港です。続いて港町の秋祭り、お神輿として担いでいるのは大きな玉串(?)でしょうか。最後は東浜の西脇海岸です。この先、鳥取の手前で国道9号線と再び合流します。
9号線の右手に鳥取砂丘が広がっています。左手はらっきょう畑です。砂丘は広い所で海岸線まで2キロ近くあります。観光客を乗せて(一人、2,000円)、数頭のラクダがその辺をのそりのそりと歩いています。思わず笑ってしまいました。コブの前後に二人座っています。アフリカ系のひとコブラクダのようです。
私は海外自転車旅の際、北アフリカのアルジェリアの砂漠の端っこで放牧中のラクダを目にしていました。キャラバン用か食肉用か確認はできませんでしたが、ラクダを見るのはそれ以来、ふと当時のことが思い出されました。鳥取砂丘のラクダは観光用、童謡「月の沙漠」にヒントを得たのが想像できます。この日は10月10日「体育の日」で祝日ということもあり、かなりの観光客で賑わっていました。
3枚目の写真は砂丘の風紋です。風の強い日の翌朝、観光客がやって来る前に砂丘へ行くと足跡のないハッキリした風紋を見ることができるそうです。最後は鳥取駅です。
丹後半島の西端、綾野町から鳥取砂丘まで約100キロほど、京都府・兵庫県・鳥取県にまたがり山陰海岸国立公園に指定されています。日本の申請を受け、2010年にユネスコは山陰海岸国立公園を「世界ジオパーク」に認定しています。
鳥取からお隣の島根を目指して山陰道、国道9号線を走ります。このあたりはほかに逃げ道がなく、車で大変混んでいます。泊村から羽合(はわい)町へ、海辺の公園でテント泊となりました。
次回、松江から出雲大社へ向かいます。