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本州(2)-[15] 山口から秋芳洞へ

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写真は山口へ向かう途中の防府天満宮です。天満宮(天神さま)は菅原道真を祀る学問の神様、この防府天満宮は京都の北野天満宮、福岡の太宰府天満宮とならび日本三大天神の一つに数えられています。

菅原道真は朝廷での権力争いに破れて大宰府へ流され、その二年後に亡くなります。流される途中で寄港したのが防府でした。防府天満宮は道真が亡くなった翌年904年に建立され、日本最古の天満宮とされています。

防府で2号線と別れ、山口に入ると四日ぶりに9号線に合流しました。

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写真は山口駅です。続いては9号線を右折した先の山口県庁です。手前の旧県庁は県政資料館になっています。当時の山口の人口は12、3万人ほどで日本で一番小さな県庁所在地でした。その後、近隣の町村を合併し、人口は増えたものの今でも鳥取と甲府との間で小さな県庁争いを続けています。

県庁の北側に隣接して写真の「瑠璃光寺の五重塔」があります。もともとは室町時代に大内氏によって建立された香積寺の五重塔です。江戸時代の初めに毛利輝元が萩に入った際に香積寺を萩へ移します。そのあと近くの仁保(にほ)から瑠璃光寺が移転しました。この五重塔は奈良法隆寺の五重塔、京都醍醐寺の五重塔と並んで日本三大名塔に数えられ、いずれも国宝に指定されています。
瑠璃光寺周辺は香山公園という公園になっています。園内には毛利家の墓所や西郷隆盛、木戸孝允(桂小五郎)などが討幕の相談をしたといわれる枕柳亭(ちんりゅうてい)があります。本堂は写真の五重塔の左側になります。

「秋芳洞へ行くならサイクリング道路があるよ」と教えてもらいました。その「山口秋芳洞自転車道」を走ります。
市内を流れる椹野川(ふしのがわ)沿いの自転車専用道路をしばらく下ります。道案内に従い右に進路をとり、JR 山口線をくぐると9号線に出ます。9号線を横断、緩やかに上り、行程の半ばあたりで小さな峠を越えます。専用道路と一般道脇の歩道を繰り返しながらさらに走ると終点の秋芳洞の入り口に到着します。山口秋芳洞自転車道の距離は30.8キロ、久々に車のプレッシャーのない快適な走りになりました。ただし時刻は午後5時、あと30分で閉洞です。翌朝8時30分のオープンを待って入り口の近くでテント泊。

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よくわからない写真ですが、洞窟内の鍾乳石です。秋芳洞の総延長は約10キロ、100~200mの地下に広がっています。入り口はパックリと大きく口を開け、足下には洞窟内から川が流れ出ています。観光ルートは1キロほど、エレベーターも設置されています。順路沿いのポイントに「千枚皿」「黄金柱」など名付きの解説があります。洞内を流れる川にかけられた橋、プールほどの大きさの湖(池?)、また「千畳敷」と名付けられた 80×175m 高さ35mの巨大な空間、ビルが建ちそうです。鍾乳洞の大きさは想像以上でした。

次回、秋吉台から萩、そして関門海峡へ向かいます。

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