3月になって、仕事帰りに英会話教室に通い始めました。週2回、1ヵ月コース。今さらという感じですが、英語のヒアリングに慣れておきたいからです。生徒は私を含め3人で、先生はパウラ(Paula Layton)という、私より若いアメリカ人女性でした。〈英会話を習う理由は?〉という授業があり、私は自転車で海外旅行をしたいと説明しました。するとパウラ先生が、
「私の兄は、自転車でアメリカ大陸を横断しましたよ。ぜひ、兄の所に寄りなさい、あなたのことは話しておきますから」
「本当ですか。そうしてもらえるなら、とても嬉しいです」と、答えました。
「兄は、バンクーバーの南、カナダとの国境に近いベリンハムという町に住んでいます」
「で、いつ出発するんですか」
「はい、2、3ヵ月先になると思います」
「そうですか。それならオーケー。私は来月アメリカに帰りますが、シアトルに両親が住んでいます。そこに連絡してください。そこの住所はパーマネントですから」
そういうと、電話番号の書かれたメモを渡してくれました。
“Thank you, Miss Layton. I’m very happy.”
オーバーぎみのアクションで、少しおどけながらお礼を言うと、先生はニコッと笑って、軽くウィンクしてみせました。最後の授業の日、アメリカでの再会を約束しました。
この他に、別の人からロスアンゼルスとニューヨークの立ち寄り先を紹介してもらいました。知り合いの印刷会社の社長さんに自社のロス営業所を。もう一人は、日本のデザイン学校を卒業して同じ会社で働く同僚の台湾人女性です。彼女のお姉さんがニューヨークに住んでいるということでした。立ち寄り先があるというのは心強く、ラッキーというより感謝の気持ちを抱きました。
ちゃんと英語学校に行っていたんですね~。意外でした。
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